2012年6月29日金曜日

拉致されて34年! 田口八重子さん写真展

今から34年前の今日、昭和53年6月29日に、埼玉県川口市出身の田口八重子さんが、北朝鮮により拉致されました。平成14(2002)年9月17日の小泉訪朝により5人の拉致被害者が帰国、その2年後の拉致被害者家族の帰国からすでに8年の歳月が流れましたが、拉致問題の解決は遅々として進展を見せません。

拉致問題の解決には、国民一人一人が拉致問題に関心を持ち続けることが重要です。私ども「拉致問題を考える川口の会」では、毎月第1日曜日の午後2時から4時まで、JR川口駅にて街頭署名活動を行なっています。集めた署名ならびに要望書(※)を、さる平成24年4月18日、川口市・岡村幸四郎市長と当会メンバが、松原仁拉致問題担当大臣に提出してきました。

※ 野田内閣総理大臣、松原仁拉致問題担当大臣あて「拉致問題の早期解決」を求める要望書と署名簿



川口市には4名のいわゆる特定失踪者(※)がいらっしゃいます。北朝鮮から脱出者が持っていた写真に写っている人物と36年前に失踪した兄の写真を鑑定した結果同一人物であるという結果が出た特定失踪者・藤田進さんの弟・藤田隆司さんは、7年前から拉致被害者認定を政府に訴え続けています。しかし、未だに政府は藤田進さんを拉致被害者であると認定していません。拉致問題の解決のためには、このような特定失踪者の拉致認定という問題もクリアしていかなければなりません。

※ 北朝鮮による拉致の疑いを排除できない失踪者


6月25日(月)から6月29日(金)まで、JR川口駅東口駅前キュポ・ラ5階にある川口市中央図書館入口前にて、「拉致されて34年! 田口八重子写真展」が催されています。お時間のある方は、ぜひお立ち寄りください。(本日6月29日 17時まで)